2ヶ月・週1の朝坐禅
こんにちは!
インターンシップ生の大野です。
今日10月12日は夏場所「朝坐禅のススメ」の最終日。9月末の講座が台風で延期となったため、今回はその振り替え講座を行いました。
講座の入りは、もちろん坐禅です!
今日坐っていた時間は約20分×2ぐらいでしょうか?
初回は足も腰も痛くてしんどい・・・と思ってましたが(笑)、週1回でも継続しているとできるようになるものですね♪
田邊副住職からも「みなさん、初回より格段に良くなっていますね」という言葉をいただきました。
ちなみに、坐禅をしている際に住職さんが叩くあの木の棒のことを何というか知っていますか?
あれは「警策(きょうさく)」というらしいですよ。
一見痛そうに見えますが、疲れた個所にちょうどいい強さで叩いてくれるので、思いのほか心地よいものです!決してゆるい叩き方ではないのに痛くないのは、叩く側の思いが込められているからなのかな、なんて思います。
坐禅を組んでいる時の、シーンと張り詰めた空気感は他では味わえませんし、
そこに響く警策の音は耳だけでなく心にも響きます。
坐禅を組むこと自体は一人でもできます。
ですが、雑音のない静かな場所に10数名が集まり、講師がいる中で坐禅を組むという経験はめったにできないことであり、いい環境だったなと実感しています。
坐禅の次は、法話です!
今日のテーマは「問い続けるということ」。
『坐禅というものは、坐ることによって心を整えるものです。
しかし、坐らずとも動中の工夫(日常生活における意識・工夫)を大切にすることで、その働きは様々なところで現れてきます。
「あきらめる智恵」「人のこころをつかむ」「バカになる智恵」「自由自在であること」
といった今までの法話内容も、工夫次第で日々の生活に働きは現れます。
しかし、そこには「問い続ける」という姿勢が重要になってきます。
何が正しく何が間違いであるかということはその時々で変わってきます。
そのために、どちらにも偏ることのない「中道」という状態を保ち、問い続けていくことで禅(心の状態)を実践していくのです。』
といった内容だと自分は解釈しています。法話の内容を書くのは本当に難しいものです・・・。なにせ、法話は「こういう話でした」と断言できるものではないということを、講座を通して感じたからです。
誰かの解釈が混じった状態だと、やはりどこかに偏った内容になりがちになってしまいます。こればかりは、直接聴いてみてその話を自分の中で理解するのが一番です。
法話の内容は、何が正解だとか何が間違いだということを伝えようとはしていないと思います。だからこそ、皆さんが直接足を運び、とらわれない心で解釈してほしいですね。
夏場所は終わってしましましたが、秋場所でも「朝坐禅のススメ」は開講されます。
今回も、坐禅だけでなく写教も行います。法話に関しては、夏場所とは違ったお話を聴くことができます。
夏場所に入り損ねた方も、夏場所で「朝坐禅のススメ」を受講した方も、満足してもらえる内容です。
詳細は講座紹介ページからご覧ください。
最後になりましたが、受講生の皆さん・田邊副住職さん・松山副住職さん、2ヶ月間ありがとうございました。
これを機会に朝の時間を有効活用しようと思ってもらえると嬉しいです!