朝がゆのススメ⁉︎

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「粥有十利」

「粥有十利(しゅうゆうじり)」ということばが禅にあります。

字を見ると、「お粥には十の利点が有る。」ということですが、10の利点とは何なのか?
気になったので調べてみました。

曹洞宗開祖、道元禅師(1200年-1253年)が残した『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』の中の『摩訶僧祇律(まかそうぎりつ)』という仏典から引用され、以下のことを指すそうです。

1.色(しき)ー 顔や肌の色ツヤがよくなる
2.力 (りき)ー 気力が増す
3.寿 (じゅ)ー 寿命が延びる
4.楽(らく)ー  食べても食べすぎにならず体の負担にならない
5.詞清辯(しせいべん)ー 言葉が清く爽やかになる
6.宿食除(しょくじきじょ)ー 胸にもたれない
7.風除(ふうじょ)ー 風邪をひかない
8.飢消(きしょう)ー お粥の栄養で飢えを消す
9.渇消(かっしょう)ー 喉の渇きが消える
10.大小便調適(だいしょうべんちょうつう)ー 腸環境が調う

 

風邪をひいた時にやむを得ずとる食事と思っていたのですが、この効果にかなり驚いています。消化がよく、身体を温めてくれるお粥が離乳食なのも納得してしまいました。そのうえ、ダイエットや美肌の効果もあるなんて嬉しいですね。

朝坐禅のススメ講座では、坐禅で心を調えた後に、お粥を召し上がっていただきます。金曜日、一週間の疲れが少し感じられる出勤前の身体に、より良い効果をもたらせてくれることでしょう。

撮影用に準備したこちらのお粥…、

麦茶で炊いてみました。
さっぱり、爽やかでこれからの季節にオススメです。
講座内ではどんなお粥が登場するのか?密かに楽しみにしていただけると幸いです。

朝坐禅のススメ講座、定員まであとわずか。お早めにお申し込みください。

 

 

2016年07月01日
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